2023/10/02 07:25

おはようございます。

415StudioKanto(あしまわり本舗)です。



昨日も皆様ありがとうございましたm(__)m
午後から突然の雨に見舞われましたが日中は気温的には過ごしやすい日でしたね。

ところが今朝は外気温20度と一気に急降下
連日の暑さに慣れた身体には寒いとすら感じる迄になりました。
寒暖差が激しいので体調崩さないようにして頂ければと思います。

さてここから先は学びたい人だけ読んで下さい。



さて昨日よりスタートしたインボイス制度で御座いますが各所混乱というのがネット記事にも出ておりましたね。
商店街等でもそうですし小さい飲食店等でもそうですね。
一般企業の経理からは通達でインボイス登録の無い業種からの購入は自費負担となり経費としては
計上出来ませんと言われている所も多く、そうなるとちょっとした文具等をはじめ移動先でも食事すら
大きい企業体での利用しか出来なくなってしまいますので、益々廃業する所が増えて参ります。
アニメ等の声優業では27%が廃業となっているようです。事務所を通してのお仕事ではなく所属事務所との
個人契約による個人事業主ですからね、登録していなければ仕事も無くなる訳です。

■ ポイント①
一般消費者がインボイス登録している課税事業者や登録していない免税事業者どちらで
商品購入をしたところで従来通り何も問題はありません。
■ ポイント②
業務で商品を購入したり仕入をする場合にはインボイス登録をしている課税事業者からしか
購入が出来なくなる(経費として計上する場合)

ここで根本的な事を振り返ってみましょう。

★ 課税事業者とは?
⇒ 年間1000万円以上の総売り上げがある企業(個人商店等も含む)は消費税の支払い義務があり
  課税事業者登録を行っている事業者の事を指し示します。(インボイス登録とは別です)
  (昔は年間3000万円以上であったが増税する為1000万に引き下げられ景気低迷を加速させた)

★ 非課税(免税)事業者とは?
⇒ 年間総売り上げが1000万以下の企業(個人商店等も含む)は消費税の支払い義務は無いが
  課税事業者登録をして消費税を払ってもいいですよ。というのが免税事業者

はい、では実質増税とニュース等で言われているのはどこに該当するか?という話しですが
非課税(免税)事業者がインボイス登録を行うと同時に課税事業者登録を行います。
つまり9.1%の税負担が総売り上げに関わらず支払い義務が生じます。

これを簡単に解釈にするとですね 年間1000万の壁が無くなり
全事業者に対して売り上げがある者に対しては課税しますよという事になりますよね。
何故全事業者かというと、インボイス登録をしていないと商いが出来なくなるからです。
仕入がある業種は仕入れが出来なくなる訳です。

では、なぜ仕入が出来なくなるのか?と言いますと

事業者と事業者間で物品のやり取りを行う時にインボイス登録をしていない所と取引する場合
非登録事業者の消費税を取引先が全額負担しないといけなくなるからです。
ただでさえ税金が厳しく利益が出ない状態なのに更に相手先の税金まで親切に払おうって人いる?
というわけで取引停止や9/30を持って一切の取引を辞めた所も多く混乱しているという事ですね。

では取引を続けるにはどうするか?と色々大手企業も苦慮しており
税負担分を値下げして納めなさいという事がまさに正道な話なのですがコレは実はルール違反
先日JT(日本たばこ産業)がこれでニュースになりました。
値下げするか取引辞めるか?のダブルバインドですからね。



それでは会社員/パート/アルバイトなど企業に雇われている人にはどのような影響があるか考察しましょう。
普通に商店やスーパー等でお買い物をしてもなにも不都合もありません。もちろん課税事業者であろうが
なかろうが一般消費者に対しては基本的には従来と構造は変わりません。

  ただし・・・

労働対価に対しての増税が隠れていますので収入が今後どうなるのか?が大きな焦点です。
物品に対してだけだったものが【人=物】という構図となり国は「利益+人件費」に対しても
消費税を課税するというもの、つまり実質付加価値税と言っていいでしょう。
表面上政府は賃金を上げろと大号令を出しておきながら企業に対しては一斉増税です。
これ景気良くなると思います?

ちなみにですが付加価値税とした枠組みでいうとアメリカ等が例に挙げられますが
これは各州の取り決めによって異なります。6.6%とか4%とかね。
アメリカは消費税ありませんけどね。 なんだかんだ税高くても社会保障制度が低くても
やっていけて物価も高いのは何故か?というと・・・チップ制度というのがあります。
チップ制度はアメリカだけではありませんけども例としてね。

企業から労働者へ対して支払う賃金はある一定の水準であったとしても
接客業等においては個人の顧客からサービスを行った者への謝礼(チップ)が支払われます。
人気店や繁盛店で労働を行えば時間単価は一定でもチップは増えます。
こりゃみんなやる気になるよね。逆にチップの支払額が低かったり支払わない人への
サービスは最低なものとなりあからさまではありますね。

日本ではどうでしょうか?
賃金一定だけど最高の対応をしなさい。やってもやらなくても規定時間居れば賃金は変わらない。
消費者は売価が高くても安くてもサービスはそんなに変わらないから少しでも安い所へ流れ
感謝の気持ちでなにかするわけではなく値引けと値切り交渉してみたり。

面白いクソ話しがありましてね。
友達なんだから安くしてよみたいなやり取りを見ましてね。
コイツ馬鹿かと。 友達と思っているなら相手が提示した額より多く払って喜んで貰おうって
考えたりしないんかな?と思う訳で表面上の友達ごっこしてるんだなぁとね思った次第であります。
全体的な考えの違いにより国が繁栄するかしないかが良く分かる縮図が垣間見えましたね。

どうしたら相手が喜んでくれるか?を考えてお付き合いをすると
いまよりちょっとだけ日々が楽しくより良い方向へ行くと思いますよ♪

長くなるので本日はこの辺でおしまい。